連結送水管耐圧試験について

連結送水管とは、消防隊が本格的な消火活動をする際に、消火用の水を消防ポンプ車にて火災が発生した階まで送水するための設備です。
本試験は、設置から10年を経過した連結送水管が対象となります。その後は3年毎に実施することが必要です。つまり新築から10年経過した建築物が対象となります。
主な内容
連結送水管耐圧試験の法令根拠 消防法施行規則第31条の3(耐圧放水試験)
法第17条の3の2の規定による検査を受けようとする防火対象物の関係者は、当該防火対象物における消防用設備等の設置に係る工事が完了した場合において、その旨を工事が完了した日から4日以内に消防長又は消防署長に別記様式第1号の2の3の届出書に当該設置に係る消防用設備等に関する図書及び消防用設備等試験結果報告書を添えて届け出さなければならない。
連結送水管 耐圧性能点検 要領
【点検時期】
連結送水管の設置後、10年が経過したものにつき、3年毎に点検を実施
【点検基準(方法)】
送水口から動力消防ポンプ又はそれと同等の試験を行うことができる機器を用いて送水し、締切静水圧を3分間かけて確認する。
※締切静水圧は設計送水圧力とする。
【判断基準】
送水口本体・配管・接続部分・弁類等の変形、漏水等がないこと。